・桜の色は、桃というには薄すぎるし白と言うには色づいている。境界をなぞる曖昧な色彩は、まさに桜色と表現するに相応しい。
・桜はそのテキスト性が強すぎて、(出会い、別れ、始まり、終わり、憂鬱)"桜自体"を評価することが少ない。
テキストばかり見てきたけれど、この頃初めて綺麗だと感じることが出来た。自分の中の変化を感じる。
・好きな言葉。「生命には成長がない。(中略)老いは成長でもなく退歩でもない。ただ「変化」である。(中略)然り!生命はただ変化である。」萩原朔太郎の青猫から。
・我々に成長はなく、ただ変化、それのみがある。
粗暴な若者が思慮ある壮年に変わったとして、粗暴ですらも人間の価値の一側面であることを留意しなければならない。
・変化には、目標があっても対象はない。
目標は具体的な数字を伴うが、変化は抽象的だ。
だから、他人と自分を無理に比較しなくなる。変化とは姿のみを明確にし、ノルマを棄却する。そして何より、過去の自分に引け目を感じない。
そういうところが好きだ。
・例えば僕は文章が書けるようになりたいし、メガネの似合う細マッチョになりたいし、大学の友達も増やしたい。
それらに具体性を与えると、ちょっとしんどい。文章をきちんと書くなら、日記じゃ足りない。
筋肉なら、ベンチ○○kg上げなきゃ。友達増やすって、具体的にどうするの?ってなる。
・だから目指さない。抽象的な"なりたい自分"だけ浮かべて、あとは心構え、それだけで過ごしてみる。
・日記ももう5日目。筋トレは10日経った。ちょっとずつ、自信もついてきたかも。
3歩進んで2歩下がって、それでも1歩は進んでいるのです。